カーミングシグナル


カーミングシグナル 日常よくみるボディランゲージ

 カーミングシグナルは犬の言葉
犬のボディランゲージがわかることにより、犬とよりコミュニケーションをとれることで、あなたの犬ともっと素敵なパートナーとなり、たのしい生活となるでしょう♪

ボディランゲージを学ぶには、おおかみを観察するのが一番です。
なぜなら、おおかみは、ボディランゲージで仲間とコミュニケーションをとり、群れで生活していたので、ボディランゲージが発達しているからです。

そのボディランゲージを今の犬も、本能でうけついでいるのです。犬は自分の群れのメンバーにカーミングシグナルをだします。
しかし、早くから親犬や兄弟犬と離されたり、散歩などでも他の犬と触れ合う事のほとんどない犬では、カーミング・シグナルを学ぶ事ができないまま成長し、使い方がわからず、犬付き合いがうまくできない子もいます。
そういう子には、カ−ミングシグナルが上手につかえるわんこと付き合ってみるのが効果的だと思います。


 カーミングシグナルって何?
いわゆる犬のボディランゲージのことです。
狼の本を読むと、【カット・オフ・シグナル】(断ち切りの信号)と書かれています。
これは、ボディランゲージを用いることにより、相手の攻撃を断ち切ったことからそう呼ばれているようです。

でも、犬が出すボディランゲージは、もっと微妙なもので見逃しがちです。
狼と違って、いつでも生命の危険にさらされていない家庭犬には、おおげさなものは必要ないのでしょう。
そこで、【カーミングシグナル】 落ち着きをもたらすシグナルと呼ばるようになったようです。


 カーミングシグナルがでるのはいつ?
カーミングシグナルは、世界共通です。

犬はストレスや不安を感じたとき、また自分を落ち着かせようとするときなどにカーミングシグナルを出します。
さらに、不安、恐怖心、不快な刺激や犬や人からの威嚇などを和らげる時にも用います。
つまり、他の犬や人間と友好的に接するための手段であります。


 さまざまなカーミングシグナル
カーミングシグナルはその時の状況によっても変わってきますので下記のものが、すべてではありませんので注意

 
まばたきする

目をそらす
→わたしは悪意はないのよ。

目をほそめる
→目線をやわらかくして、相手に脅威をあたえないようにする。
 アイコンタクトをする際に使えますね♪

 鼻
 鼻をなめる
→他の犬に近づく時
→犬に覆い被さるようにした時
→犬をぎゅっと抱きしめた時
→突然つかまえた時
 
 口
あくびをする
→相手に落ち着いてほしい時
  犬が、不安な気持ちの時、ストレスを感じた時 ご主人様は応用してみましょう。
 
歯をかちかちとならす

口元を後ろにひく

口をぱくぱくする

自分の口の周りをなめる

 頭
頭を動かす

頭を横にそらす
→落ち着いて

 
片足をあげる

前足をのばす
→あそびへの誘いのポーズ この場合は左右に飛び跳ねます。
→犬の挨拶方法の一つで落ち着いてという意味もある
→他の動物と遭遇した時

犬が他の犬の肩に片足をかける
→あそぼうと誘っている時
→私があなたより上よと優位を示している時

 
体を振る
→リラックスしよっと思った時

体を地面にちかづける

体を横にそらす
→落ち着いてよ♪
→犬同士で遊んでいる時にだんだんとエスカレートしてきた場合
→犬が急接近してきた時
→ご主人様がイライラ怒ったりした時
→子犬にしつこくされた時
→ご主人様がリードを強く引いた時

 
尾を振る
→うれしいな♪
→興奮している時
→心に葛藤を生じているとき
→子犬の場合、体のバランスをとっている時
→相手を落ち着かせようとしている時

 動作
まるでそこにいないかのように振る舞う。

静止
→コンタクトを取る時
→相手を落ち着かせる時 

地面を嗅ぐ
→自分のストレス解消
→相手にリラックスしてほしい時

転位行動
→気にかけないでいようと思う時

伏せる 
→服従(完全ではない)
→成犬が子犬と遊んでいて、落ち着かせたい時
→成犬が自分を不安がっている子犬を落ち着かせたい時
    
相手をなめる
→親愛

ゆっくり歩く
→相手を落ち着かせたい時
→ご主人様がイライラしながら、呼び戻した時
→他の犬が視野に入った時

横をみる

どこかにいってしまう

カーブを描きながら歩く
→あやしいものではありません。攻撃意志はないのよ。

おしっこをする
→緊張するなぁ。リラックスしよ。

背中を向ける
→相手に落ち着いてほしい時

座る
→他の犬に不安を感じた時
→ご主人様にきつく呼び戻された時

子犬のように振る舞う

子犬が大人の犬にするようなことをする
→わたしよりあなたが上ね♪

2匹の間をさいて入る
相手の2匹のうち1匹をかばおうとした時など
→2頭のうち、1頭が自分と同じ群れの場合、相手に、あなたと自分達は群れが違うんだぞと、分ける意味もあるようです。ご主人様が他のワン子を撫でている時なども同じと考えられます



 役にたつカーミングシグナル
 犬を落ち着かせたい場合
・まず、自分が落ち着くこと。静かに立ってください。
 犬は動くものに、興味を示します。これはハンターとしての本能なのです。

 犬に近づく場合には
・サイドを見せてカーブを描いて歩き、近寄る。
・覆い被さらないようにする。(犬に威圧感を感じさせないよう)
・座る。
・横腹下をさわる。頭や背中はさわらない。

 他の犬に吠える犬を落ち着かせるには
例えば、道の向こう側に犬がいるのを見つけて吠えたとする。
向こう側の犬に背中をみせてすわってもらう。(これは相手に落ち着いてよという信号)
そして、吠えるのをやめたら、ほめてあげる。

 これの解説は♪
攻撃というのは、犬の防衛行動のことです。これが、吠えたり、噛んだりということ。
恐いのをかくすため、もしくは、相手にも同じ怖さをあたえたくて、吠えたり、噛んだりします。

怖がっているときは、犬にはかなりのストレスがかかっていると思われます。
この状態のとき、カーミングシグナルを忘れてしまうのです。
そして、吠え続け、興奮してしまって何がなんだかわからなくなります。
でも、カーミングシグナルを相手の犬がすることにより、自分も思い出してくるのです。


 カーミングシグナル問題行動
 ストレス解消によって直るもの(いづれも過剰にということであると思う)
・くるくる回って走る
・なめる
・噛む
・吠える

 さらに重度なもの
・毛がぬける
・毛が乾く
・目が赤くなる


 人間が間違いやすいカーミングシグナル♪
よく噛まれたあとに、ぺろぺろとそこをなめるのは、反省しているのではなくて、 (オーナーの大きな勘違い(笑)
「私のほうがえらいのがわかったでしょ。仲良くやりましょーよ」という意味だそう・・(笑)

参照 「どうするうちの問題犬」


 カーミングシグナルは平和のしるし♪
カーミングシグナルはこうやって見ると、さまざまなものがありますね。
犬って本当に平和が好きなのですねー。
ケンカはなるべく避けたいということがよくわかります。

自分でいろいろと観察して考えてみるのも楽しいですね。


 その他
・小犬はきつく抱かれるのがきらいです。
・つながれている犬は不安定な気持ちです。
・ピントはったリードは犬にストレスをあたえます。


 参考文献
 ビデオ
【カーミングシグナル】
発売元:クリエイティブジャムス 定価 :\8800

日本人スタッフがノルウェー現地を取材して、トゥーリッド・ルーカスが今発見しているすべてのカーミングシグナルを、実際に犬たちがくりひろげる集大成版です。出演しているのは主にシェパードやグレートピレニーズ

 

【犬語の世界へようこそ】
トゥリッド・ルーガス著 テリー・ライアン監修 山崎 恵子訳

【どうするうちの問題犬】
ジョエル・ドゥハッス&コレット・ビュイゼール共著 渡辺 格 訳 /マガジンハウス 


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